「おじさんは嫌いにならない? オートバイ」

「そうだな…」

彼はそばの大きな木を見上げて言った。

「オートバイに乗らなくなったやつはいたよ。
でも、俺は乗り続ける。オートバイが好きなんだ。
たぶん、天国にいる友達はさ、
仲間がバイクをやめていくのを見たくないんじゃないかな。
あいつはきっと、俺に構わず乗り続けろよ、と言っているに違いないんだ」

少年は思った。

もし自分がオートバイに乗るようになったら、
天国にいる父親は喜ぶのではないか、と。

画像: 約束の場所

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